踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

1000円だったので見てきました。
今回はネット等で前評判とかは全く見ず、予備知識ほとんどなしの状況で見に行ってきました。キャストぐらいは解っていましたが。


感想はまぁまぁ。
これって面白そうでしょという内容を詰め込みすぎという印象。もうちょっと話を絞ったらすっきりすると思うんだけど。それと音楽が全然踊るらしくない。もうちょっとお約束の音楽をしてほしかった。見てて「アマルフィ 女神の報酬」っぽいなぁなんて思ってたら音楽監督一緒なんですね。アマルフィなんてCMとCSでちょっと見ただけだったのに・・・


犯人についてはどうなんでしょうか。現実にああいう犯人がいたらネットとかではネ申として崇められて、人類は覚醒するんでしょうか。バカじゃねーのって切り捨てられるのかどっちなんでしょうか。劇中に「魔女にはひれ伏すな 崇めれば毒を吐く」とあったように讃えるとベラベラ喋りだすという俗的な扱いもあり、決して特別なカリスマでは無いと表現している思うんだけど。歴史の上においてはいくらでもいてますよっていう扱いとして見たんだけど。


それとこの踊る大走査線シリーズの思うところは、見たいとこは見せないってとこ。犯人が洗脳していくとこなんかは「手紙がありました」や「カウンセリングに来た」とかの説明だけ。よけいなスカンクとか省いてどうやって洗脳していったかとかすりゃ良かったのにと思うんだよね。大学で心理学をちょっと勉強したんで興味あったのに。カウンセリングは共感することが大切だけど洗脳するっていうのはまた別だし、そういうテクニックっていうのはやり方解っていたらかからないものだろうし。
基本的に軽い映画だからその辺掘り下げる必要はないんだろうけど。


今後映画が続くんであれば小栗旬と織田祐二の人間性が物語の中心になっていくのかな。


スピンアウト作品が酷かったので不安あったけど思ったよりは面白かったです。金返せっていうレベルではないです。
まぁツッコミどころ満載です。作り手もそれは意識していると思います。それをニヤニヤしながら見るのが良いのかなと思ったのが感想ですね。